活動報告
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イベント開催情報
2016.12.15
講演会「若年乳がん患者における妊孕性の温存」を開催しました。
現在、本邦における女性の乳癌の罹患率は、数ある癌腫の中でも第1位であり、そして増加の一途をたどっています。その一方、サバイバーも多く存在しており、5~10年という長期に渡る薬物療法を余儀なくされています。その結果、薬物による卵巣機能低下、胎児への影響から、妊娠をあきらめざるを得ない患者も多い事も実情です。女性の社会への進出が進み、晩婚化と高齢出産の傾向がみられている中で、生殖年齢にある乳癌患者においては、治療後の不妊はサバイバーシップ上のQOLに深く影響を及ぼす重要な問題となっています。この講演会では順天堂大学医学部附属浦安病院産婦人科の先任准教授でいらっしゃる、菊地盤先生に来盛頂き、『子宮を守る』『卵巣を守る』の観点から、妊孕性温存の意義、そして「性と生殖に関する権利」と「治療を受ける権利」について御講演を頂いきました。またこのような患者に対しての専門領域の枠組みを超えて、当院でも卵子や卵巣の凍結保存についての情報提供、また今後具体的にその取り組みを推進していかなければならない、と改めて考える機会となった、大変貴重な講演会となりました。
日時 平成28年12月15日(木)18時00分~19時00分
会場 内丸キャンパス創立60周年記念館 9階 第2講義室
参加者数 22名
主催 がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン(岩手医科大学)
参加大学 順天堂大学、島根大学、鳥取大学、岩手医科大学、東京理科大学、明治薬科大学、立教大学
問い合わせ先 岩手医科大学 医学部教務課 がんプロ担当
TEL 019-651-5111(内線3223、3111)


ポスター

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