活動報告
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イベント開催情報
2016.07.19
講演会「肺癌治療における緩和ケアの重要性」を開催しました。
肺癌の薬物治療は大きな変革期を迎えている。肺癌治療において、新しく効果的な薬物療法が上市され、肺癌患者の生存期間が著しく延長してきているが、未だに早期の手術以外には根治治療は難しいのが現状である。したがって、肺癌患者のQOLを維持するための緩和ケアが肺癌治療早期から導入されることが必要と考えられるようになってきている。今回の講演会で、肺癌治療における緩和ケアの考え方や方法など、以下の点について理解を深めた。患者との面談において、面談方法“SHARE” (Setting, How to deliver bad news, Additional Information, Reassurance, Emotion) が推奨されており、加えて、コミュニケーションスキルを学ぶことの重要性が指摘された。更に癌性疼痛の軽減方法についても、個別的な背景を考慮しながら標準的な薬物使用に基づいて行われるべきである。抗がん剤の使用に関しては、使用薬剤の効果と副作用を科学的根拠に基づいて説明し、十分に患者との意思疎通をはかりながら、最終的に患者の意向を尊重して進められるべきである。
日時 平成28年7月19日(火) 18時00分~19時00分
会場 内丸キャンパス創立60周年記念館 9階 第2講義室
参加者数 33名
主催 がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン(岩手医科大学)
参加大学 順天堂大学、島根大学、鳥取大学、岩手医科大学、東京理科大学、明治薬科大学、立教大学
問い合わせ先 岩手医科大学 医学部教務課 がんプロ担当
TEL 019-651-5111(内線3223、3111)



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