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イベント開催情報
2016.05.17
がんプロセミナー「本邦における臨床研究の現状と展望」を開催しました。
臨床研究の現状と今後の展望について東北医科薬科大学産婦人科学講座教授の渡部洋先生にご講演をいただいた。
これまで臨床研究は各施設で個別に行われてきたが、近年の臨床研究は多くの施設が協力して臨床研究を行うことがほとんどであり、これまでのような単独施設の臨床研究の評価されなくなってきている。
臨床研究ではその恩恵を受ける側のベネフィットとリスクの公平、公正な分配が重視されている。この点を基礎に臨床研究中核病院などが指定、整備され、医療機関の体制整備が進められている。平成27年4月からはJapan Agency for Medical Research and Development (AMED)が発足し、政府からの財源の供給が集約化され、優れた基礎研究の成果を臨床研究・産業化につなげる努力が続いている。その成果として薬事承認が迅速化され、先駆け審査指定制度の導入なども実現されている。日本からの医薬品・医療機器創出がエビデンスに基づいてなされてきており、遅れていた本邦の臨床研究に光明が見えてきている。このような環境の中で、医療者も「臨床研究を通じた新たな医療の開発」を実践することが必要になってきている。渡部先生のご講演は今後の臨床研究の展望を的確に我々にお示しいただいた。非常に有意義な講演と思われた。
日時 平成28年5月17日(火) 18時00分~19時00分
会場 内丸キャンパス創立60周年記念館 9階 第2講義室
参加者数 31名
主催 がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン(岩手医科大学)
参加大学 順天堂大学、島根大学、鳥取大学、岩手医科大学、東京理科大学、明治薬科大学、立教大学
問い合わせ先 岩手医科大学 医学部教務課 がんプロ担当
TEL 019-651-5111(内線3223、3111)



ポスター

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