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イベント開催情報
2016.11.11
講演会「頭頸部悪性腫瘍に使用される分子標的薬の実際」-効果と副作用、臨床における役割と展望-を開催しました。
岡野先生、山崎先生ともに国立がん研究センター東病院で頭頸部内科医として頭頸部癌の化学療法を専門に行なっているため経験が豊富であり、それぞれ頭頸部癌扁平上皮癌に使用される抗EGFR抗体薬、甲状腺癌に使用されるTKI薬について、その成り立ち、作用機序から治験や臨床試験の結果、使用状況、実際に使用した際の効果や副作用、合併症などについて詳細な解説をしていただいた。抗EGFR抗体薬Cetuximabは頭頸部扁平上皮癌に適応のある唯一の分子標的薬であり、実臨床でも頻用されており、本学でも頭頸部癌症例の治療に日常的に使用されている。今後の使用について、改めてその基礎から実際を知る機会を得たことは評価される。また、TKI薬として甲状腺癌に使用されるSorafenib、Lenvatinibはこれまでの抗がん剤には見られない特殊な副作用や合併症を示すばあいが多く、その使用法について今後の課題が明らかになった。
当日は頭頸部外科医だけではなく、腫瘍内科医、看護部職員も多数参加し、活発な討論が行われた。
日時 平成28年11月11日(金)18時30分~20時30分
会場 内丸キャンパス創立60周年記念館 9階 第1講義室
参加者数 33名
主催 がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン(岩手医科大学)
参加大学 順天堂大学、島根大学、鳥取大学、岩手医科大学、東京理科大学、明治薬科大学、立教大学
問い合わせ先 岩手医科大学 医学部教務課 がんプロ担当
TEL 019-651-5111(内線3223、3111)


ポスター

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